ドラマ補遺-第三話

シロサギの手口は実際に行われた犯罪を元にしています。ドラマに出てくる宝石店よりも、もっと一般的な規模のお店でした。通常、宝石店はショウウインドウから出す点数も制限がありますし、持ち出しもまずは許しません。それなのになぜ起きてしまったのかといえば、ドラマにあるように身内が店内に残っているという安心感からです。さすがに最近はこういうことはないだろう、と思っていたのですが、ある店で似たような事件が起きたそうです。盗まれたのは高級時計でした。詐欺、といいながらも、このシロサギは店員と第三者に錯誤をさせて盗み出しているわけですから、厳密には窃盗に近いですね。誰が残っていようと絶対に店外に出さないだけで防げるわけですから、二度と起きてほしくない犯罪です。

一方、黒崎の手口は詐欺の中では定番中の定番でありながら、手を替え品を替え決して消えることのない籠脱け詐欺というものです。銀行やホテルなどを利用し、金銭・宝石・絵画などを持ち逃げしてしまうものです。これまた典型的なのにいまだにおこなわれ、なおかつ引っ掛かる人の多い手口です。現金と直接交換しない限り渡さないことで防げますね。

シロサギも黒崎もやっていることはほぼ同じ、相手を錯誤に陥れることがメインという話。思いこみの怖さや、ずけずけ物を言うのはまずいのではないかと相手を慮ってしまう日本人には注意しなくてはいけない手口といえるでしょう。


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