ドラマ補遺-第七話

宗教・霊能力・超能力を名乗って金を集める連中の一番嫌なところは、相手を脅していることです。先祖や近親物故者、病気、怪我…人の悩みを因縁や祟りに結びつけては「浄化する」「霊を祓う」と財産を奪っていくわけです。水晶玉や壺など一見すると高価に感じられる物品を利用しているのも特徴ですね。ドラマの中ではホットリーディングと呼ばれる事前調査が前面に出ていましたが、実際も興信所を利用したり、仲間に調べさせたりは常套手段です。対話によって引き出すコールドリーディングの場合は、相手の言葉だけではなく、目の動きなども利用しています。相手が自分の話のどこに反応したか、表情や視線を観察してそのポイントをつかみ取っていくわけです。心理学や精神分析など学問の力を利用するケースもあります。

ドラマ(漫画)では金を浄化するという手法を使っていましたが、これはある意味、物品を利用している連中への皮肉でもあります。要は金だろ、と彼らにいいたいわけです。黒崎が相手にその嘘の証拠を突きつけて金を吐き出させるのも同じコトです。信者や相談者を脅して金品を奪い取っているようなやつには、こっちも脅しで十分です。複雑なトリックなど使うのももったいない輩ですから。この内容をテレビドラマでやった点は現在のいろいろな状況を考えると高く評価したいと思います。新興宗教の中には財物を奪い、さらには人間としての尊厳まで奪い取る悪質なものがたくさんあります。彼らと戦い続けている紀藤弁護士のサイトも是非ご覧になってください。

すべては種がある。霊能力・超能力とはそういうものだと私は思っています。

次回は白石が再度登場、彼の重要な過去も描かれます。残すところ四回、ドラマとしてのフィナーレへ向けて人間模様も盛り上がっていくことでしょう。


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